自分でもできる
足のアーチのチェック方法
最終更新日 2022/06/04
接骨院がくグループ代表
柔道整復師 山田 学 監修
自分でもできる
足のアーチのチェック方法
・足のアーチを自分で計測できる方法
・用意するもの
・やり方
・実際に計測してみました
足のアーチを自分で計測できる方法
足のアーチを自分で計測できる方法をお伝えします。
用意するもの
30センチの定規、ペン、コピー用紙、まっすぐで凹凸のない壁。
やり方
まず、内くるぶし(内果)を触ってくください。
内くるぶしの斜め下前方に少し出っ張っている骨がわかりますか?
内くるぶし」から指二本くらいの所にあるでっぱりです。
この骨を舟状骨(しゅうじょうこつ)といいます。
舟状骨のだいたいの位置を把握したら
足首を倒さないで、床に対してまっすぐにした状態で
舟状骨の一番出っ張っている所にペンで印をつけてください。
次にかかとを壁につけて、足の下にコピー用紙を敷きます。壁の面と足の人差し指が垂直になるようにします。
その時に一番長い指の下にペンで線を引きます。
引いた線を参考にして足の長さを調べます。
次に定規の90度の角度を使い、舟状骨と床に定規を当てて床から舟状骨までの長さを測ります。
この時に足首を倒さず、まっすぐにして計測するとブレずに正確に測りやすいと思います。
足の長さ ÷ 床から舟状骨までの長さを計算します。
計算してでた数値が、6.7407よりも大幅に大きい数値なら偏平足、小さい数値ならハイアーチです。
6.7407に近い数値なら正常なアーチととお考えください。
当院のスタッフさんの左足の場合は
足の長さ24センチ ÷ 床から舟状骨場での高さ4センチ = 判定値 6 で
6.7407よりも小さい数値でしたので
ハイアーチ気味と判定できました。
その他にも様々な計測方法がありますので、その計測方法で判定は変わりますが、ご自宅で測るのでしたら、この一つを覚えるだけで十分だと思います。
当院のスタッフの右足も計測してみました
計測の仕方のおさらいで、当院のスタッフの右足も計測してみますね!
この舟状骨の一番出っ張っている所にペンで印をつけます。
この時に床に対して足首を垂直にすることがポイントです。
次にかかとを壁につけて足の下にコピー用紙をしきます。
かかとと人差し指を結んだ線が壁の面と垂直になるようにしてください。
足の長さ(かかとから親指まで)の一番長い足の指に印をつけます。
次に定規の90度の角度の辺を舟状骨と床に当てて床から舟状骨までの長さを測りメモに書きます。
この時に足首を倒さず、まっすぐにして計測していきます。
足の長さ ÷ 床から舟状骨までの長さで判定値を割り出します。
当院のスタッフさんの右足の場合は判定値は 6 で
右足もハイアーチに該当しました。
足の親指内側の筋肉の発達度合いでアーチが下がっているように見えても、骨の位置で調べていくと、実はハイアーチだったということもあります。
あなたももこのページのやり方を見ながら計測してみてください。
右と左で違う結果が出る方もいますので、左右両足の計測をすることをおすすめします。
※ご自身で測る時は印をつけたりが難しく、正確には出ないことがあります。
計測された数値は参考程度にして
専門的に計測してほしい方は、測定できるセラピストのいる接骨院や整形外科で測ってもらってください。
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参考資料:
日本理学療法士学会「正常足と扁平足を区別するためのNavicular Index」
http://jspt.japanpt.or.jp/eibun/2013/1306_1.html
北海道メディカルスポーツ専門学校論文「扁平足の形態的特徴~新しい指標」
http://archive.jikeigroup.net/data_con/uploads/2018/05/2017_hms_2.pdf
弘前大学大学院保健学研究科「健常者における足アーチ高の標準値の確立に関する研究」
https://hirosaki.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=3952&file_id=20&file_no=1
理学療法科学「アーチ高率の違いによる内外側方向における足圧中心位置の検討」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/22/3/22_3_409/_article/-char/ja/
群馬パース大学「足内側縦アーチを計測する際の信頼性についての検討」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2012/0/2012_48100530/_pdf/-char/ja