産後の骨盤矯正 もくじ
・ 産後に骨盤が歪む原因 ・ 骨盤矯正をするメリット ・ 骨盤矯正はいつ頃から始める? ・ 家でも簡単にできる予防体操 ・ 産後の骨盤矯正Q&A ・ 産後の骨盤矯正の施術法
産後に骨盤が歪む原因
骨盤は寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)と後面で仙骨と連結して構成されています。
骨盤矯正をするメリット
産後の骨盤矯正は、 ・妊娠による骨盤の開き、歪みの改善 ・骨盤底部の筋力強化 の2つを目的としています。 では、骨盤矯正をするとどんなメリットがあるのか、産後によくみられる症状と一緒にみていきましょう。①ぽっこりお腹


②大きなお尻、太もも


③腰痛、肩こり
妊娠中に反り腰になってしまったり、産後に赤ちゃんを抱っこしたりなどで体の筋力バランスが崩れやすいです。 さらに、骨盤が歪んでいることで姿勢の改善が難しく、腰痛や肩こりといった症状を引き起こしやすくします。 骨盤矯正すると… 姿勢を改善しやすくなり、同時に筋肉の緊張もほぐしていきます。 すると、偏っていた筋力バランスが良くなっていき、腰痛や肩こりといった症状を改善していきます。④尿漏れ、便秘
産後に骨盤底筋が弱いままになってしまうと内臓が垂れ下がってしまい、膀胱や腸を圧迫してしまいます。 その結果、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまったり、便秘といった症状がみられます。 骨盤矯正すると… 垂れ下がった内臓をもとの位置に戻し、骨盤底部の筋肉を鍛え、内臓をしっかりと支えるようにしていきます。骨盤矯正はいつ頃から始める?
産後はとても体力を消耗しています。 そのため、骨盤矯正を早期に行っても効果があまり見込めません。 個人差はありますが、骨盤矯正を始めるタイミングは体力が回復する産後1、2カ月が良いとされています。 産後、リラキシンの分泌が止まり、骨盤の緩みはおおよそ6カ月で元に戻っていきます。 そのため、約5カ月の間にしっかりと骨盤矯正していくことで、もとの状態に戻りやすくなります。 骨盤矯正をする頻度としては、 はじめは2週間に1回のペースで行っていきます。 骨盤の改善とともに少しずつ間隔をあけていき、しっかりと位置を調整していきます。家でも簡単にできる予防体操
産後、さまざまな症状を予防するには骨盤底筋の筋力アップや骨盤の動き、まわりの筋肉の柔軟性を改善することが大切です。 ここで、産後ケアになる体操を2つご紹介していきます。 *痛みのない範囲で行ってください①骨盤底筋トレーニング
・膝を曲げてタオルを挟み、仰向けで寝ます ・両手をお腹に当てます

②ペルビックティルト
・仰向けで寝て、両手を腰にあてます ・骨盤を動かすようにして腰を反らせます

産後の骨盤矯正Q&A
骨盤矯正は痛いですか?
産後の骨盤矯正は骨を勢いよくバキッと鳴らしたりするものではないので、痛みはなく安心して受けられます。
産後半年以上経っていても効果はありますか?
産後6カ月を経過している方でも改善は見込めますので、症状がよくならない方は骨盤矯正を受けてみることをおすすめします。
骨盤矯正ベルトは効果ありますか?
骨盤矯正ベルトは骨盤を締める効果があり、歩きやすくなったり、腰痛の緩和にもなります。 骨盤矯正のサポートとして使用していくと良いと思います。 しかし、ベルトを長時間つけていると血行不良になるおそれや 骨盤底筋が緩んだままになってしまうので活動するとき以外は外すようにしましょう。













