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整骨院での腰痛治療の健康保険適用範囲について | 接骨院がく整骨院/針灸整体院グループは日祝日も交通事故施術に対応

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整骨院での腰痛治療の
健康保険適用範囲について

最終更新日 2021/08/26
接骨院がくグループ代表
柔道整復師 山田 学 監修

接骨院・整骨院で国家資格を持った柔道整復師が行う施術には健康保険が適用される場合もあります。

しかし、厳密に言うと様々な条件があり、腰痛の症状によっては健康保険が適用にならない場合もあります。

私は勤務時代も含めれば約25年間接骨院での仕事に携わっておりますが
厚生労働省の方針により、年々、整骨院・接骨院からの保険請求に関する審査が厳しくなり続けているのが現状です。

また接骨院や整骨院によっては健康保険適用の腰痛であっても保険を使用せず、全て自費で施術する整骨院もあったりもします。

腰痛で整骨院に通っていた患者さんがある日を境に「今までは健康保険を使って受けていた施術から自己負担になった」というようなケースもあります。

このように整骨院・接骨院で受ける施術に健康保険が使いにくくなっています。
どのような腰痛の場合に保険が適用になって、適用にならないのか。日頃から腰痛患者さんを施術している立場から腰痛でお困りの方へ向けて解説していきます。

腰痛治療の健康保険適用の範囲について もくじ

・健康保険が適用になる腰痛の条件とは?

・整形外科に通ってると整骨院では保険適用にならない?

・健康保険適用になった場合のメリット・デメリット

・まとめ

・健康保険が適用になる腰痛の条件とは?

接骨院で健康保険適用になる腰痛とならない腰痛があります。

健康保険が適用になる腰痛

整骨院で健康保険扱いで施術ができるものは

柔道整復師法や厚生労働省通知などで定められております

「参考情報: 厚生労働省ホームページ 柔道整復師の施術を受けられる方へ」≫≫

厚生労働省のホームページでは具体的な情報は少なくわかりにくいと思うので
説明していきますね。

まずは下の3つに当てはまる場合は健康保険が適用になる可能性が高いです。

あてはまるかどうか確認してください。

① 捻ったなどの動きによる負傷原因のあるもの

一度に捻った時の負傷でなくて、繰り返し腰を動かして痛めた場合でも

痛めた時が明確であれば保険適用になる場合が高いと思います。

② 仕事以外の原因であること

仕事中に捻ったなどの場合は健康保険ではなく労災保険を使っての治療になります。

整骨院にかかる原因が仕事中の時は施術を受ける前に
受付へ仕事中のケガと伝えてください。

➂ 痛めた原因が最近のものであること

痛めた原因が動作によるものでも、かなり前にしたことが原因の場合は慢性痛と判断されてしまい

整骨院では健康保険適用にはなりません。

私の知り合いの接骨院10院ほどに確認したところ、ほとんどの整骨院が2週間前までの原因であれば

保険適用と判断して施術を行っていると言っていました。参考にしてみてください。


・整形外科に通っていると整骨院では保険適用にならない?

そのほかにも整形外科と整骨院を併用している場合には健康保険が適用にならないことがあります。

最近、このことにより保険が使えなかったというケースが増えていますので
整骨院で健康保険が使えると思って通院した患者さんが
がっかりすることがないように説明していきます。

・整形外科に通っていて整骨院で健康保険が適用にならない場合

① 体の同じ部位の治療を整形外科と整骨院の両方で同じ時期に受けている時

整形外科と重複して同じ場所を治療している場合には整形外科の同意がない場合は整骨院での治療は保険適用外になってしまいます。

ただしこのように治療部位が違う場合は健康保険が適用になる可能性が高くなります。

例) 整形外科で健康保険での首の治療

   整骨院では健康保険での腰の治療

② 整形外科でもらった湿布や薬などを使っている期間内に整骨院にも通う時

例)整形外科に通院して28日間分の湿布と薬を処方された

その場合は整形外科に行った日から28日間は湿布や薬で整形外科での治療継続期間となり、その間は整骨院で同じ部位の施術に保険適用はできません。

整骨院と整形外科で同じ部位の施術を受ける時にはこれらのことに注意してください。

また保険適用できない期間内であっても腰痛がひどい時などに整骨院にかかりたいときは我慢せず通院することをおすすめします。
私が整骨院をやっているから言うのではありませんが
保険が適用にならない場合でもなるべく安価で効果的な治療ができるように患者さんのことを考えて治療している整骨院の先生があなたの近くにもきっとあります。

ホームページやSNSなどの情報や患者さんが書き込んだ口コミなどを参考にして少しでも早く良くなるように通院してみてください。

保険のことも含めて、あなたにとって最適な治療法を考えてくれると思います。

次の項では健康保険適用になった場合のメリット・デメリットについて説明していきます。


腰痛治療に保険が適用になる場合のメリット・デメリット

健康保険適用のメリット

・価格が安くなる

・続けて通いやすい

通常3割の方で500円~1500円程度の整骨院が多いようです。

健康保険適用のデメリット

・治療部位が毎回固定されてしまう

保険請求をしている部位のみの治療になるので

痛みの場所が移動するようなときに対応してもらいにくい。

※もちろん他の部位も原因があれば健康保険にてみることは可能です。

・施術の期間があまりあけられない

治療計画に沿って健康保険を適用して治療していくため

来られる回数が月に1~2回程度など極端に少ない場合は健康保険適用での治療には適していません。


・ここまでのまとめ

腰痛治療で健康保険適用で治療を受ける際は

・仕事中に痛めたものでないかどうか

・動作によって痛めたという原因があるかどうか

・おおむね2週間前までに痛めたものかどうか

・整形外科と整骨院で同じ部位の治療になっていないか

・整形外科から整骨院に移る時は整形外科で湿布や薬をもらった日数分は整形外科に行ってなくても整骨院では同じ部位では健康保険は適用にならない

これらのことを確認してから治療を受けてみてください!