・肉離れ・もくじ
・ 肉離れとは? ・ 肉離れの起こりやすい部位 ・ 肉離れの家でできる処置方法 ・ 肉離れの重症度の見分け方 ・ 肉離れQ&A
・肉離れとは?
肉離れは骨を曲げようとする筋肉と、伸ばそうとする筋肉の両方ともに一度に力が入った瞬間に筋肉同士が引っ張り合って起こることが多い筋肉のケガです。 肉離れについて、比較的に起こりやすい太ももの後ろ側の肉離れの図を用いて説明します。



・肉離れがおこりやすい部位
1.ふくらはぎの内側の筋肉

2.太ももの後ろ側の筋肉

3.太ももの内側から股にかけての筋肉

4.肩から肘までの前側の筋肉

5.お腹の筋肉

・家でできる処置方法
筋肉を伸ばした後に肉離れかな? と感じたらなるべく早く応急処置をしてください。
・P=Protection(保護)
肉離れの部位を包帯やテーピング、プラスティックの固定などでこれ以上痛めないように保護します。・OL=Optimal Loading(適切な負荷)
肉離れの損傷度合いに合わせた負荷を少しづつかけていきます。 参照元:筋損傷後の早期運動介入が治癒過程に及ぼす影響 http://gradtex.biol.tsukuba.ac.jp/2013/tjb201401/201010625.pdf・I=Ice(冷却)
筋肉の痛みをやわらげ、炎症を抑える効果があります。・C=Compression(圧迫)
テーピングや包帯などで圧迫して、これ以上筋肉が離れないように、また内出血や腫れを広げないようにする効果もあります。・E=Elevation(挙上)
患部を心臓よりもなるべく高い位置に上げて血流を制限します。 ・炎症の強い時期(痛めてから48時間以内) ・痛めてから3日~2週間まで ・2週間以降 などの期間や状態に合わせて 最適な処置を行ってください。・肉離れの重症度の見分け方
肉離れの検査をするにはエコーを使って確認するのが確実ですがエコーがない場合はこのような検査により肉離れの重症度合いを確認することもできます。 ご自宅でこの検査をする場合は極力無理をしないようにしてください。 2次的に痛めてしまう可能性もあります。ふくらはぎの場合

太ももの後ろ側の場合

太ももの前側の場合

・肉離れQ&A
肉離れが起こりやすいスポーツはどんなスポーツですか?
そのスポーツによって痛めやすい瞬間があります。下に一覧でまとめますね! 寒い日や寝不足など、身体のコンディションが良くない時は特に気を付けてください!
《太ももの後ろ側の肉離れ》
ダッシュしたときに痛めやすい、ダッシュしてから減速した瞬間、また急に方向を変えるときに注意! 陸上短・中・長距離、野球、バレーボール、バスケットボール、ラグビーなど
《太ももの前側の肉離れ》
サッカーのシュートの際に起こりやすい、試合の後半などに足が疲れてきた時に特に注意! サッカー、バレーボール、バスケットボール、など
《ふくらはぎの肉離れ》
バドミントン、テニスやバレーボールなどのサーブ時に注意! テニス、バドミントン、バレーボール、バスケットボール、サッカー、陸上中・長距離など
肉離れが再発しにくい運動復帰の目安はありますか?
肉離れになった場所は元々そのスポーツで負担がかかりやすい場所なので復帰時期は慎重に決定する必要がありますね。 肉離れの場所が例えば右足だったとします。復帰時期は、走った時に痛めていない左足と同じような感覚で動かせるかが 目安です。 ひきつれる感覚や柔軟性に左右差があると再発してしまうリスクが高まります。 早期復帰に向けて確認しながら頑張りましょう!













