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膝が痛い!考えられる疾患4選 | 伊勢崎市にある接骨院がく伊勢崎茂呂院は日祝日も交通事故施術に対応

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膝が痛い!考えられる疾患4選

最終更新日 2021/10/09
接骨院がくグループ代表
柔道整復師 山田 学 監修

最近、膝が痛くなってきたな。前はすぐに痛みが取れたのに、今回の痛みは長引いていて、なんか水が溜まっているような感じもするし、心配になってきちゃった。誰か、膝の痛みについて解説して!
そんな膝で悩む方にお送りします。

膝が痛い!考えられる疾患4選 もくじ

・変形性膝関節症

・半月板損傷

・膝の靭帯損傷

・腸脛靭帯炎(ランナーズニー)・鵞足炎

・まとめ


・変形性膝関節症

形性膝関節症とは、膝を構成している骨(大腿骨と脛骨、膝のお皿)の軟骨が減ってしまい、骨の変形を伴う病気のことを言います。文字通り、骨の変形を伴います。急に変形をするわけではなく、長い年月をかけて徐々に変形が進んでいきます。骨の変形は、骨棘という過剰に形成される骨が原因で変形していきます。その後、O脚やX脚と言われるような変形をしていきます。膝の関節の隙間が徐々に減少していき、最終的には骨と骨がぶつかってしまうような状態になります。O脚の場合だと内側が、X脚の場合だと外側の関節の隙間が減少していきます。更に、お皿の裏も関節になっており、ここにも軟骨が存在します。主に、もも前の筋肉が硬かったり、お尻周りの筋肉が弱かったりする人は、お皿の裏の関節に負担がかかりやすいです。そのため、お皿が押しつけられるストレスが増えてしまい、お皿の裏の軟骨がすり減ってしまうという方もいます。
変形の初期は、正座ができなくなってしまったり、膝に痛みが出たとしても短時間で消えてしまったりして、症状は軽く済むことがほとんどです。
膝の変形が進んでくると、膝に水が溜まるようになる人も出てきます。膝はもともと水を貯めておけるほど、余裕がある関節ではありません。なので、水が溜まってくると、膝が腫れたような感覚になってきたり、正座をしたり、まっすぐに膝を伸ばして歩行をしたりすることが難しくなってくる場合もあります。水が多く溜まってしまうと、注射器で溜まった水を抜く場合もあります。この時に、ヒアルロン酸の注射をする方もいます。
症状が末期になってくると、痛みで歩くことが難しくなってきたり、夜に寝ていても痛みで目が覚めてしまったりします。手術も検討しなければいけないレベルになりますが、手術に対する恐怖よりも、痛みをどうにかしたいという気持ちの方が強くなるほどの痛みに襲われてしまう方も多いようです。
下記の論文では、変形性膝関節症の疫学について述べられています。好発年齢は40歳以上の女性に圧倒的に多く、多くみられる症状としては、和式トイレの使用困難、階段が困難、椅子からの立ち上がりが困難、長時間の正座が困難、などが挙げられています。

参考情報:変形性膝関節症の疫学―患者数推定と患者調査結果の検討―≫≫

・半月板損傷

膝の半月板は、内側の半月板と外側の半月板に分かれています。特に外側の半月板は動きが大きく、膝が曲がると半月板も後ろ方向に動きます。
膝は主に、曲げ伸ばしの動きを担当している関節になります。しかし、股関節の動きが硬かったり、体の使い方が悪かったりすると、膝にも捻れるストレスがかかってしまいます。すると、半月板にもストレスがかかってしまい、半月板損傷をしてしまいます。
下記の論文では、半月板損傷と日々の日常生活のストレスについて触れられています。股関節の機能低下が原因で、膝にストレスがかかるとされています。

参考情報:半月板に対するアプローチの一考察≫≫

半月板の損傷の形は、色々なタイプに分かれています。半月板は繊維が輪状に配列されており、バームクーヘンのようなイメージを持っていただくとわかりやすいです。半月板の損傷は、バームクーヘンの繊維が分かれてしまうような断裂(縦断裂)や、バームクーヘンを切り分けるような断裂(横断裂)、切り株のように上下に切り分けるような断裂(水平断裂)など様々な形で断裂します。断裂は、半月板単体で損傷することもありますが、膝の靭帯損傷と合わせて損傷することもあります。
半月板は損傷をしてしまうと、損傷した部分が膝の動きに伴って引っかかってしまう「ロッキング現象」が出るようになることがあります。ロッキング現象が出てしまった場合には、痛みが出ない領域で少しずつ動かして対処しますが、場合によっては、救急車で病院に搬送してもらわないとロッキングが外れないこともあります。
半月板損傷の治療は、手術をしないで様子を見る方法と、手術によって縫合する方法、手術によって痛んだ部分を切除する方法があります。
半月板は、血流がある部分と、血流がない部分に分かれます。血流がある部分が損傷した場合は、手術をしない保存療法や縫合術により治療していきます。血流がない部分を損傷してしまった場合には、切除術が行われることがあります。いずれにしても、手術は関節鏡を使用して行うことが多いので、傷口は小さくて済むことがほとんどです。どのような治療・手術になるのかは医師の判断になりますので、診察にかかった医師に相談してみてください。

・膝の靭帯損傷

膝には、内外側の側副靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯の4本の靭帯があります。このうち、スポーツなどで損傷しやすいのが、前十字靭帯です。ラグビーのタックルやジャンプの着地、スキーでの転倒などで切りやすい靭帯です。特に膝が内側に入るような形になってしまうと、前十字靭帯に負担がかかり切れやすいとされています。
靭帯の損傷をしてしまうと、膝の安定性がかなり失われてしまいます。なので、意図していないところで力が抜けてしまったり、膝折れが生じたりします。そのため、転びそうになることがあります。半月板損傷の部分でもお話しましたが、この靭帯損傷に合わせて、半月板も同時に損傷することがあります。
下記の論文では、前十字靭帯の損傷に伴う、半月板の損傷について述べられています。靭帯損傷に伴う半月板の損傷は、内側・外側両方とも生じる可能性があり、将来的な膝の変形を防ぐための早めの処置が推奨されています。

参考情報:前十字靭帯損傷に伴った半月板損傷≫≫

診断は、ラックマンテストという、靭帯に負担をかけるテストを行ったり、MRIにて画像で靭帯そのものが存在しているかどうかの確認をして、診断をします。
靭帯が完全に切れてしまうと、靭帯を再建する手術が必要になります。自分のもも裏の筋肉の腱や、お皿の下の腱を用いて、切れてしまった靭帯の代わりに埋め込む手術を行います。手術をしてしばらくは、膝を保護する装具を装着して動き、徐々に装具を外したり、活動レベルを上げたりしていきます。6ヶ月ほどをかけて、スポーツなどに復帰していきます。

参考情報:腸脛靭帯炎の発症に関与するランニング中の下肢関節角度と腸脛靭帯の緊張≫≫

・腸脛靭帯炎(ランナーズニー)・鵞足炎

腸脛靭帯炎は、ランニングをする人に多い痛みです。主に膝の外側に痛みが生じます。膝のすぐ横には、大腿骨の外顆という出っ張りがあり、その部分と腸脛靭帯が擦れることにより炎症が生じ、痛みにつながります。つまり、筋肉が硬い状態が原因で、痛みにつながるということです。同じような理由で、膝下の内側にある鵞足という部分にも痛みが出ることがあります。主に膝が内側に入るような歩き方・走り方などになってしまう人に多く、膝の内側の筋肉に対して、伸ばされるストレスがかかることによって、痛みにつながります。
下記の論文では、腸脛靭帯炎の発生するメカニズムについて触れられており、腸脛靭帯の緊張を低下させることが、腸脛靭帯炎の発症リスクを下げるとしています。

参考情報:腸脛靭帯炎の発症に関与するランニング中の下肢関節角度と腸脛靭帯の緊張≫≫

・まとめ

いかがだったでしょうか?膝が痛い時に考えられる疾患について触れてきました。特に変形性膝関節症や半月板損傷、靭帯損傷については、手術をしなければならないような疾患になるため、できるだけこれらの疾患にならないように注意が必要なことがお分かり頂けたと思います。加齢により膝の痛みの発症リスクは上がりますので、日頃から股関節の使い方や柔軟性については注意を向けておいた方が良さそうです。また、どの疾患でも共通しますが、何か症状が出たら早めに対処することが必要です。膝に痛みが出てしまったら、早めに専門家にみてもらいましょう。