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足首の痛みについて解説!代表的な疾患7選 | 接骨院がく整骨院/針灸整体院グループは日祝日も交通事故施術に対応

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足首の痛みについて解説!代表的な疾患7選

最終更新日 2021/10/23
接骨院がくグループ代表
柔道整復師 山田 学 監修

最近足首が何か違和感があるな。そういえば昔、足首の捻挫をしたな。若かったから、ちゃんと治療してこなかったんだよな。それがいけなかったのかな。この足首の痛みを放っておいても大丈夫かな?
そんな足首の痛みに不安がある方にお送りします。

足首の痛みには大きく分けて2種類の疾患が存在します。大きな力(外力)が加わって、急激に発症する疾患と、長期間繰り返しのストレスが原因で、徐々に発症してくる疾患の2種類です。様々な種類の疾患があるため、簡単に解説していきます。

足首の痛みについて解説!代表的な疾患7選


〈大きな力(外力)が加わり発症するもの〉
 ①【足関節捻挫】
 ②【足関節果部骨折】
 ③【アキレス腱断裂】
 ④【肉離れ】
股関節の痛みの原因
 ⑤【変形性足関節症】
 ⑥【シンスプリント】
 ⑦【足底腱膜炎】
まとめ

・〈大きな力(外力)が加わり発症するもの〉

・【足関節捻挫】

いわゆる足首の捻挫です。スポーツや日常生活で、経験したことがある人は多いと思います。捻挫と聞くと軽傷なイメージを持つ人もいるかと思いますが、実は靭帯の損傷を伴っています。軽傷な場合は、ほんの一部の靭帯の損傷で済みますので、足首の不安定性は出てこないことが多いです。足関節捻挫には重症度があります。重症度によって、足首に与える影響は違いますので、重症度の確認が重要になります。下記に重症度の解説をしていきます。
足関節の重症度分類として、日本整形外科スポーツ医学会監修のパンフレットではこのように示されています。

Ⅰ度:前距腓靭帯の部分損傷
Ⅱ度:前距腓靭帯の完全損傷
Ⅲ度:前距腓靭帯・踵腓靭帯の完全損傷

参考・引用情報:足首の捻挫(足関節捻挫)≫≫

重症度の区分は上記で分かりますが、なかなか自分では重症度の判定はできないと思います。
下記の論文では、捻挫後の足首の腫れと、重症度の関係性を示しており、捻挫をしていない足首と比較して1.5倍程度腫れていると重症度が高い可能性が示されています。

参考情報:足関節外側靭帯損傷における軟部組織測定による重症度判定≫≫

また足関節捻挫は、重症であっても軽視されやすい疾患です。足首の腫れの状態に合わせて適切な治療をしていかないと、足首に慢性的に痛みが出るようになってしまったり、長期的に考えると足関節が変形してきてしまったりする場合もあります。そのため、捻挫を軽視することはリスクが高いということができます。

・【足関節果部骨折】

足首は、外くるぶし(外果)・内くるぶし(内果)・距骨で構成されています。このうちの外果・内果の骨折のことを足関節果部骨折といいます。主に高いところからの転落や、足首に過度に捻れるストレスがかかることによって発症します。ストレスのかかり方によって、足首の折れ方に特徴が出てきます。捻挫の最終形態として、外くるぶしの骨折になる方もいます。骨折に合わせて、靭帯の損傷を伴う方もいるため、注意が必要な骨折になります。
内くるぶし(内果)の方が、荷重がかかる骨になりますので、折れてしまった場合には長期の治療期間が必要になる傾向にあります。骨折のズレが少なければ、手術にならない場合もありますが、ズレが大きいと手術が必要になる可能性が出てきます。

・【アキレス腱断裂】

アキレス腱は、ふくらはぎから踵にかけて伸びている腱のことを言います。切れてしまう時には、「踵を蹴られたような感じがする」とか、「踵に何かが当たったような感じがする」などの感覚がすると言われています。
もともと体が硬い方や、準備体操が不足している方、ふくらはぎの筋肉に負担がかかりやすい動作や姿勢になってしまっている方に発症リスクが高いです。アキレス腱断裂をしてしまうタイミングとしては、急激なダッシュやジャンプ動作の着地、後ずさりなどで切れることが多いです。体の柔軟性が良い若い人は、アキレス腱を切る可能性は少なく、一般的に中年でスポーツを行う人に多いとされています。
下記の文献では、アキレス腱断裂を引き起こしやすい職業や年齢層などが示されています。主に会社員や主婦の方で、30代〜40代の方にアキレス腱断裂が多いとされています。

参考情報:スポーツ外傷 アキレス腱断裂の実態とその治療法概観≫≫

アキレス腱が切れてしまうと、ギプスで固定をして治したり、手術をして治したりします。それぞれメリット・デメリットがありますので、受診先で相談をして治療方針を決めましょう。いずれにしても、しばらく歩くことも困難になるので、松葉杖生活になってしまいます。

・【肉離れ】

肉離れは、いわゆる筋肉の部分的な断裂になります。好発する部位としては、ふくらはぎやももの裏、ももの前とされています。
筋肉は、色々な収縮形態で収縮します。特に肉離れの発症は、筋肉が引き延ばされていて、尚且つ強い力を必要として収縮する時に発症するとされています。肉離れが発生すると、断裂した部分に痛みが走り、断裂している部位が凹むこともあります。筋肉の硬さや、体に過度に負荷がかかる動作となってしまっていることが原因なので、日頃から俊敏な動作ができるようなトレーニングや、柔軟性を失わないようなストレッチが重要になってきます。

・〈慢性的なストレスで発症するもの〉

・【変形性足関節症】

変形性足関節症は、足首を構成している骨が変形してきてしまう疾患です。膝や股関節と同様に、関節の軟骨がすり減ってきてしまい、過剰な骨(骨棘)ができてしまう状態になります。関節の隙間も次第に狭くなってしまい、痛みが出現してきたり、動きの制限が出てきたりしてしまいます。原因としては、過去の捻挫や骨折などが原因になることもあります。また、細菌感染が原因になることもあります。
変形性足関節症の症状が進行し、痛みが強く、生活が困難になってくる場合は、足首の固定を行なったり、人工関節を入れる手術を行ったりする場合もあります。インソールや薬での治療もあるため、痛みが出た場合は早めに受診をして、重症化する前の相談が重要です。

・【シンスプリント】

スネの内側〜足首にかけて痛みが出る疾患です。走ったり、ジャンプをしたり、足に負担がかかると痛みが生じます。陸上競技やサッカー、バスケットなどの競技で、走ることが多い人に発症しやすいとされています。また、安静にしたりトレーニングの量を減らしたりすると、痛みも合わせて減少することがあります。症状がひどくなってくると、安静時にも痛みが出てしまうこともあります。
主に扁平足や回内足など、足首の内側に伸ばされるストレスがかかり続けることが要因とされています。そのため、インソールで扁平足を修正したり、靴を新しくしてみたり、足にかかるストレスの方向を変えてあげると、痛みが減少する可能性があります。
足首周りの筋力が弱いために、足首に負担がかかっている可能性もあります。足の指を曲げる筋肉や、ふくらはぎの筋肉など、様々な部位を鍛えて足首への負担を減らしていくことが必要です。

・【足底腱膜炎】

足底腱膜炎とは、足の裏にある指を曲げる筋肉などで構成されている腱の炎症のことを言います。この足底腱膜があるおかげで、土踏まずができています。土踏まずが無いと歩いている時や、着地動作での衝撃吸収が不十分になってしまうため、足底腱膜の働きは非常に重要です。
足底腱膜炎を発症すると、歩き始めに足の裏に痛みが出ることが多いです。

足底腱膜炎を発症する原因としては、足のアーチの崩れが原因として挙げられます。足のアーチとは、内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチがあり、このアーチがしっかりしているほど、足のクッション性が高いです。
下記の文献では、足の構造について解説されています。衝撃吸収のメカニズムについて図を用いて解説されています。

参考情報:足アーチ構造の機能≫≫

また、下記の文献では、人差し指〜小指にかけての指の筋トレが内側縦アーチとの関係性があることが示されています。

参考情報:足趾エクササイズが足内側縦アーチに及ぼす影響について≫≫

しっかりと足の指を支えるようにしたり、足首周りの筋肉を使うようにすると、衝撃吸収がうまくいくことが分かりますね。

・まとめ

今回の記事では足首の痛みについて解説してきました。代表的な疾患としては、足関節捻挫、足関節果部骨折、アキレス腱断裂、肉離れ、変形性足関節症、シンスプリント、足底腱膜炎の7つについて解説してきました。足首の疾患には大きく分けて「大きな外力が加わることにより発症する疾患」と、「慢性的なストレスがかかることにより発症する疾患」に分けることができました。捻挫や骨折の後にも、慢性的な疾患に移行する可能性があり、しっかりと治さないと、足のアーチの崩れから慢性的な疾患に移行する可能性もあります。アーチの保持には、人差し指〜小指にかけての筋力が大事になってきます。また、足の指の筋力だけでなく、足首周りの様々な筋肉が関与して足首の安定性を高めていることが分かりました。
足首に痛みが出た場合には、できるだけ軽傷のうちに専門家に見てもらうことが必要です。重症化を防いで、早めに治療をしていきましょう。